「仕組みは整えたのに、なぜ組織は動かないのか?」という中小企業の経営者様や人事担当者様のお悩みをよくお聞きします。
・管理職と若手社員の価値観が合わず、離職が続いている
・組織改善の研修をしても、現場が変わらない
・経営者や人事担当者ばかりが“人の問題”で疲弊している
・1対1面談を導入したが、手応えがない
このブログをお読みの皆様も、そんなお悩みを抱えていませんか?
仕組みや制度を整えただけでは、もはや通用しない——
組織における上司と部下、管理職と若手など「人と人との関係性の質」が低下し、信頼関係が希薄になっていることにより、これらの悩みを生み出している可能性があります。
今回は、そうしたお悩みを解決するTOMAの【七方良しの大満足経営コンサルティング】について解説します。
社員・管理職・経営層それぞれの“ズレ”
TOMAにも、こんなご相談が寄せられます。
・理念を掲げても、社員はどこか他人事で動かない
・管理職が育たず、プレイヤーとして動き続けてしまう
・1対1面談を始めたけど、結局“言いたいことが言えない場”になっている
こうした課題の裏には、社員・管理職・経営層それぞれの“ズレ”が存在します。それを放置していては、どんな戦略も組織に根づきません。
その“ズレ”とは・・・立場ごとに見ている景色・感じているリアリティの違いです。たとえば経営層は「理念があれば動ける」と信じていますが、社員にとっては「目の前の業務で精一杯」であり、理念は遠い存在に感じられています。
管理職はその中間で板挟みになり、自分の考えを言えずに「右から左に伝えるだけの人」になってしまうことも珍しくありません。
こうして、“想い”が伝わらない、“不満”が口にできない、“動けない”空気が、少しずつ組織全体を覆っていきます。
上司と部下の「関係性の質」を高める、七方良しの大満足経営コンサルティングサービス
そうした“ズレ”を解消し、組織力を向上させるためにTOMAがご提案するのが「七方良しの大満足経営コンサルティング」です。
![]() |
TOMAの「七方良しの大満足経営コンサルティング」とは、
一般社員 / 管理職 / 役員 / 社長 / 企業業績 / お客様 / 社会 全方位が満足する組織を目指すコンサルティングサービスです。 |
以下では、“ズレ”に対してTOMAがご提案する具体的な解決策の例を、Q&A形式でわかりやすくご紹介いたします。
「上司への“不満”が口にできないのですが、どうしたらよいでしょうか?」
⇒解決策:従業員満足度調査と“対話型フィードバック”による組織の声の可視化
声が上に届かない職場は、いずれモチベーションの低下や離職につながります。TOMAでは、従業員満足度調査を実施するだけでなく、その結果を用いた「対話型フィードバックセッション」を重視しています。
上司も部下も同席しない“安全な場”での意見収集、ファシリテーターを介した意図のすり合わせを通じて、「口に出せない不満」を「建設的な提案」へと転換。組織の健全性を高めていきます。
「何を言っても“動かない”空気が、少しずつ組織全体を覆っている感じがします。どうしたらよいでしょうか?」
⇒解決策:理念の再確認と“スキルマップ”による役割と期待の明確化
組織が“動かない”理由の一つに、「なぜその業務が必要なのか」「何を求められているのか」が現場レベルで見えていない、という問題があります。
TOMAではまず、企業理念やビジョンの再確認を通じて「進むべき方向性」を明確化。その上で、職種・階層ごとのスキルマップを作成し、「自分が組織にどう貢献できるのか」を一人ひとりが実感できる状態をつくります。
動かない組織が、動きたくなる組織に変わる――その起点をつくるのが、TOMAの“関係性から立て直す”アプローチです。
「部下に“想い”が伝わらないのですが、どうしたらよいでしょうか?」
⇒解決策:伝える前に“聴く”ことからはじめる「1対1面談」の設計支援
上司の“想い”が伝わらない背景には、部下との信頼関係の薄さや、受け取り側の心理的安全性の欠如がある場合が多くあります。
TOMAでは、上司と部下が一方通行ではなく双方向の関係を築くための「1対1面談」の仕組みづくりを支援しています。また、面談時の手順書作成も行い、“コミュニケーション力”を鍛えるロールプレイング形式の研修を実施し、上司の「伝わらない苦しさ」が「伝わる実感」へと変わるサポートをします。
<具体的な支援内容>
・従業員満足度調査と改善策の伴走支援
・企業理念の確認と浸透支援
・スキルマップの作成
・人材・組織開発にかかる研修の実施
・1対1面談の仕組みづくり
制度・仕組み・気合い論ではなく、関係性から組織を立て直す。それがTOMAの「七方良しの大満足経営コンサルティング」です。
「1対1面談が信頼構築の場に」…TOMAコンサルティングの事例をご紹介いたします。
ここで、七方良しの大満足経営コンサルティングのうちの一つである1対1面談(1on1)コンサルティングを実際に導入した事例をご紹介します。
鉄道車両のメンテナンスを行う従業員数32名のある企業様では、事業承継後の新組織がうまく機能せず、社長に現場からの相談が集中していました。
TOMAの1対1面談コンサルティングを導入した結果、組織のコミュニケーションが劇的に改善し、
・中間管理職のコミュニケーション意識が向上し、部下との信頼関係が強化
・社員からの相談が中間管理職に集約され、代表の業務負担が軽減
・社員のマネジメントスタイルの特徴を把握し、組織全体の連携がスムーズに
という成果が得られました。
研修後のアンケートでは、「日ごろから部下への感謝を伝えるようにしたい」「相手の話に『何か言わなければ』と考えるクセが、コミュニケーションを不自由にしていた」といった声が上がり、社員の意識改革が進んでいます。詳細は下記バナーからご覧ください。
次に、従業員数1,340名の老舗の飲食チェーンを展開される企業様の事例です。人材育成理念に基づいた1対1面談(1on1)の導入を通じて、社員の主体性とエンゲージメントが向上しました。
具体的には、
・理念を共有することで、社員が自らの役割や目標を明確に認識
・1対1面談(1on1)を通じて、上司と部下の信頼関係が強化
・社員が自発的に行動し、組織全体の活性化に繋がった
という成果が得られました。詳細は下記バナーからご覧ください。
最後に、従業員数60名の専門商社として三菱電線工業製品のみならず多彩な商品を取り扱う企業様の事例です。社風を活かした独自の1対1面談研修を実施いただき、 テレワーク下でのコミュニケーションの質が上がりました。
具体的には、
・「面談する側」と「面談される側」の双方を経験できるロールプレイング形式の研修を通じ、互いの気持ちを理解できた
・話しやすい雰囲気が生まれ、部下からも積極的に意見が出るようになった
・研修後、実際に月に一度の1対1面談を導入する部署が現れた
という成果が得られました。詳細は下記バナーからご覧ください。
TOMAだからできる「チーム型」支援
このコンサルティングは、人材・組織開発の専門家がチームで支援する、TOMA独自の包括的アプローチです。
具体的には、心理的安全性や対話の質を高めるファシリテーター、マネジメント層の育成を担うコーチなど、異なる専門性をもつメンバーが一体となって支援にあたります。単発の研修や制度の整備だけでは解決できない「人」と「組織」の複雑な問題に対し、多角的かつ継続的なサポートを提供できるのがTOMAの強みです。
時に研修講師として、時に経営層とのブレストの場に同席しながら、組織のどの層とも“対話”を起点に信頼関係を築いていきます。
もし、あなたの職場が今、「何をしても、現場が動かない」と感じているなら、それは“関係性のズレ”を見直すサインかもしれません。
まずは、無料個別相談(60分)で現状を整理しませんか?こちらからお気軽にお申し込みください。
また、専門家による無料セミナーも随時開催しています。こちらからお気軽にご参加ください。
著者情報

TOMAコンサルタンツグループ株式会社 取締役専務
ビジネスサポート部 部長 税理士・行政書士
陣内 正吾
人材開発・組織開発のみならず、事業承継や税務も含め多くの中堅・中小企業へのコンサルティングサービスを推進。TOMAのビジョン浸透のため2018年に10年後の自社の未来を考える全社プロジェクト「SHIFT TEAM」を発足させるなど、社内の組織改革を率いる。
