職種・仕事・キャリア
Certified social insurance labor consultant
TOMAの社会保険労務士は、単に企業の社会保険業務をアウトソーシングで請け負うだけでなく、企業内の“人”に関わる分野について総合的にサポートします。 人事評価制度の構築によって社員のやる気を引き出し、労務問題を適正に解決に導くその仕事は、まさに「企業人事のスペシャリスト」と言えます。
渡邉哲史 (特定社会保険労務士)
人事コンサル部 部長
社会保険労務士の仕事といえば、社会保険の手続きの代行業務などがイメージされがちですが、TOMAの渡邉は「これからの社労士にとって最も重要な仕事は、人事全般のコンサルティングです」と語る。「働き方改革」が官民挙げて推進される昨今、“社会保険労務士にしかできない仕事”とは何か。今後ますます世の中で必要とされる仕事について話してもらった。
TOMAの社会保険労務士には、お客様の給与計算や社会保険などのアウトソーシング業務と、就業規則・人事評価制度の策定などのコンサルティング業務を行う部署があります。私はその部の副部長を務めています。日本の中小企業では、きちんとした人事評価制度を設けている会社はまだまだ少数派です。そのため社内に「なぜ自分よりあの人のほうが、給料が上なのか」といった不平不満が溜まったりすることがあります。近年の日本政府が主導する「働き方改革」では、「同一労働、同一賃金」に関するガイドラインが定められましたが、その考えもふまえつつ、公平・公正な人事評価制度をお客様の事業に合わせて組み立てるのが、我々が提供するサービスの一つになります
また昨今の会社組織では、コンプライアンスに関する問題を起こす人がいたり、パワハラやセクハラ、残業代の未払いなどといった問題が起こったりすることもあります。そうした労務問題を、経営者側と従業員側の間に入って解決に導くのも我々の大切な仕事です。事前にそのような問題が起こらないよう“会社を守る”就業規則を策定したり、また個人の生産性が上がるよう、成績と連動した給与体系を作ったりすることもあります。
企業は“人”でできているとよく言われますが、この仕事の面白さも、まさに“人”に深く関わり、“人”を動かすことにあります。我々が会社の制度を構築したことによって、経営者の方から「従業員のやる気が上がり、結果的に会社の業績もアップした」という嬉しい言葉をいただくことも珍しくありません。
TOMAの中には社労士だけでなく、税理士、弁護士、公認会計士がおり、また産業医などの外部ネットワークも豊富に有しているため、ワンストップで企業の人事問題をトータルに解決できるのが強みとなっています。
20代前半の若い社員でも、経営トップの方から直接、人事について相談を受け、解決していく。こんなやりがいのある仕事はそうそうないと思います。この仕事に何より大切なのはコミュニケーション力。あなたが、人とじっくり話をすることが好きな人なら、向いているかもしれませんよ。
学生の時に「法律に関連する仕事がしたい」と考えたことから、
まずは行政書士の資格を取得。
新卒で社会保険労務士事務所に就職。そこでは給与計算等の事務手続きのアウトソーシング業務を行う。
社会保険労務士の資格を取得し、働く中で「経営者と直接会って、問題解決のお手伝いをする仕事がしたい」と考え、TOMAに転職。
TOMAに勤務して10年目の現在は、プレイングマネージャーとして部下を指導しながら自らも人事コンサルティングを担当する。