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IT経営のススメ ~ 少額投資でも大きな効果を出すI Tの活用法 ~

記事作成日2017/12/11 最終更新日2023/03/10

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 IT の活用は、経営戦略における重要な柱のひとつになっています。しかし、「適したIT システムを選定できる人がいない」「導入したIT システムを組織に浸透させる担当者がいない」などの理由で、ムダなIT 投資をしてしまう企業や、投資判断ができずにいる企業が多く存在します。

◆ IT システム導入の失敗事例

〈効率化のしわ寄せ〉
 例えば、経理部門の仕事を効率化するため、新しいIT システムを導入したとします。その結果、経理部門の効率化が実現できた場合でも、「営業や製造部門で入力作業が余計に発生してしまっている」といったことはないでしょうか? ひとつの部門の効率化によって他部門にしわ寄せが発生しまっては経営課題を解決することはできません。
 全体最適の視点でIT システムの選定や導入を行うことが必要です。

〈設備の一括投資によるムダ〉
 OA 機器やソフトウェアを新たに導入したり、大規模に入れ替えたりする場合に、業者から「一括で導入すると安くなる」とすすめられ、導入していないでしょうか。一括導入して価格を抑えても、活用されなければ、すべてムダになってしまいます。個別に費用対効果や導入時期を検討する必要があります。

◆ WEB 上のデータベース型のシステムの活用

 投資しても全社の生産性向上といった経営課題を解決できないケース、一括導入しても活用されずにすべてムダになってしまうケースが多々見受けられます。
 ではどのようにすればリスクが少なく効果的なIT 活用ができるのでしょうか? 解決策のひとつとして、「従量課金制」があります。
 以前は、システム導入には高額な初期投資が必要でした。しかし今はインターネット上でクラウド型のツールやサーバーを借りるような方式が多く、一人あたりにかかる金額も1ヶ月500 円前後のものが多いです。しかも始めたいときに始められ、やめたいときにやめられます。これらを組み合わせて活用していくのがよいでしょう。
 ただ、このようなシステムで、自社に適したものを導入した場合でも、浸透せず、使い切れないことも多々あります。そのため、導入前にしっかりと、どのように活用していくか、浸透させていくかを検討する必要があります。もし自社内に運用のできる担当者がいないのであれば、専門家に相談することをおすすめします。
 TOMAでは中小企業を中心に社員を直接指導し、業務改善支援を行ってきた実績があります。業務改善に関するご相談や、システムの有効活用方法、システムリプレイスなど、お気軽にご相談ください。

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