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アジアブログ番外編-jetro山口ほか主催-インドネシア経済セミナーの講師を務めました その2【TOMAシンガポール支店 公認会計士駐在の会計・税務事務所】

記事作成日2015/06/26 最終更新日2017/01/27

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[小冊子03:海外赴任と外国人雇用]

【はじめに】

前回に引き続き5月29日に山口県で開催されましたインドネシア経済セミナーのお話をしたいと思います。

 

 

【講師の茂木氏が語るインドネシア】

このセミナーは2部構成であり、最初にインドネシアで長年ビジネス経験がある有限会社スラマットの代表取締役茂木正朗氏の講演がありました。茂木氏の講演はインドネシアビジネスの経験談を実直に語られており、とても印象的でした。

筆者が印象に残った内容は下記のとおりです。

 

・人口が2億もある上に親日的である。こんな国はなかなかない。

・ビジネスで信頼を得ようとするなら少額でもいいので取引を開始することだ。

・英語も大切だが、インドネシア語はもっと大切。

・アジアの国をなめてかからない。環境基準等は日本より先をいっている。

・インドネシア進出を検討している方は是非視察にいってほしい。活気がある。

 

インドネシアは人口が2億人ですが、その半分の1億人が首都ジャカルタのあるジャワ島に暮らしています。人口が分散していないのがビジネス環境としては良いのです。ちなみに同じイスラム系の国のマレーシアは人口が分散している傾向があります。

 

少額でもいいので取引をすることを薦めているのは、ビジネスの相手が要求どおりの仕事をこなす能力があるかどうかもわかる上に、お金を払うことで相手からの信頼を早く得ることが出来るためとのことでした。日系企業は取引開始までの検討時間が長い傾向がある旨をお話さされていました。

 

現地の言葉を覚えることは、相手からいろいろ話しかけてもらえるようになることや、会話がスムーズにすすむことによってストレスがかかりにくくなることにつながると筆者は感じております。

 

日本の方は東南アジアの国は日本よりも後進国と考えている方が多いのですが、かならずしもそうとはいえません。茂木氏は環境対策の基準の説明を通して、日本よりも厳しい基準もあるから油断しないようにと説明されていました。

 

最後に、筆者も茂木氏と同感で、是非インドネシアを訪れていただくことをお勧めします。活気がとてもあり驚くと思います。訪れてみて初めてわかることも多いです。

 

 

【次回予告】

次回は筆者が講演した「シンガポール法人を活用したインドネシア進出のメリット」についてご紹介します。

 

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