マンスリーコラム

「健康情報等の取扱規程」の策定は済んでいますか?

2019/08/13

健康情報等の取扱規程とは

 健康情報等の取扱規程とは、労働安全衛生法の改正に基づいて、労働者の健康情報の取得、管理の方法等を定めた規程です。
 健康情報等の取り扱いの目的は、労働者への「健康確保措置の実施」や、会社がすべき「安全配慮義務の履行」であり、2019年4月より策定が義務化されました。

取扱規程に定めるべき事項

 取扱規程には、健康情報等の「取扱方法」や「取り扱う者」等、次の1~9に掲げる各項目について定めることが必要となります。

 項目定める内容
1目的健康診断等の結果、長時間労働者に
対する医師による面接指導やその事
後措置の実施等
取扱方法収集、保管等の取扱方法
2取り扱う者人事、上長等の取り扱う者
取り扱う者の権限直接取り扱う、情報の収集を行う等の権限
取り扱いの範囲一般健康診断の結果等の範囲
3目的等の通知方法口頭、書面等通知方法
本人の同意取得必ず書面でサインをもらう等の方法
4適正管理の方法漏洩等のリスク防止の為の管理方法
5開示、訂正等の方法情報開示等の請求があった場合の対応方法
6第三者提供の方法本人の同意を得て提供する場合は、
記録を作成し、保存する等
7事業承継、組織変更に伴う引継ぎに関する事項情報を取り扱う者に変更があった場
合、安全管理措置を講じた上で引き
継ぐ等
8取扱いに関する苦情処理苦情等を受け付ける窓口、苦情処理の方法
9労働者への周知の方法掲示や備え付け等方法 (後述)


 健康情報等に関し、誰でも知ることが出来る環境下では、労働者が会社に対し、健康上の不安を相談することが出来ません。会社が厳格に健康情報等の取扱いを規程に明記し、労働者の不安を取り除くことが重要です。

取扱規程の策定手順と周知

 取扱規程については、次のステップでの策定が求められますので、ご注意ください。

(1)健康情報等取扱規程の原案を作成
   ▼
(2)常時使用する労働者により、以下の通り異なる
  50人以上:衛生委員会等で内容の議論、労使の協議
  50人未満:代表となる労働者との労使の協議
   ▼
(3)策定


 また、取扱規程に法的な効力を発揮させるためには前述9の労働者への周知が必要です。周知を徹底しましょう。

周知方法の具体例
● 常時作業場の見やすい場所に掲示、または備え付ける。
● 社内メールやイントラネットに掲載する。
● パンフレット・冊子として労働者に配布する。
● 社内研修を通じて周知する。          等


違反時には罰則があります

 健康情報等は不適切な情報管理を行うことによって、個人情報保護法の罰則(6ヵ月以下の懲役又は30万円以下の罰金)等の対象となる可能性があります。
 TOMAでは、健康情報等の取扱規程の作成についてご相談を承っております。


★TOMAの人事・労務サービス → https://toma.co.jp/service/human/

無料相談のお申し込みはこちらから!
 お気軽にご連絡ください。

※お電話は総合窓口で対応いたします。ご相談内容をお伝えください。