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事業承継M&Aのメリット

記事作成日2015/11/10 最終更新日2015/11/10

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◆事業承継の4つの手段
 経営者にとって事業承継の手段は以下の4つしかありません。世代交代期において、経営者は会社の出口を考える必要に迫られます。
1.上場
2.後継者(子供、社員)への承継
3.廃業
4.事業承継でM&Aによる会社譲渡

◆事業承継M&Aが急増
 事業承継の4つの手段の中でM&Aによる会社譲渡の道を選択される経営者の方が急増しています。M&Aによる会社譲渡には以下のメリットがあります。
1.事業承継問題が解決する。
2.企業体質の強化につながる。
3.適切な会社に譲渡すれば従業員の雇用が守られる。
4.連帯保証および担保提供が外れる。
5.退任後も継続して会社に関与することもある。

 一方、その他の手段は下記のデメリットがあります。
1.上場
上場は利益や内部管理において厳しい基準をクリアしなければならず、ハードルが高い。
2.後継者(子供、社員)への承継
選択肢として検討されることが一番多いと思われますが、そもそも子供がいない、子供が既に希望の職種に就いている、後継者がいても年齢的に若すぎて厳しい経営環境の中で後継者として指名しにくい、先行不安業種で継がせたくない、会社株式を譲り受ける資金を用意できない、社員は金融機関に対して借入れの個人保証を入れられないことがある、などの困難があります。
3.廃業
廃業は従業員の雇用や販売先・仕入先との取引の面で他者に重大な影響を与えるとともに資産売却や税務面でのデメリットも生じます。

 M&Aにより後継者問題を解決するのみではなく、成長企業との協業により相互に発展することが可能です。事業承継でお悩みの方はTOMAにご相談ください。

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