藤間秋男の元気が出るブログ

『誰かのためという目的さえあれば』(鈴木秀子)第2933号

2017/10/24

タグ: 明るく楽しく元気前向き情熱ありがとう通信

誰かのためという目的さえあれば、
どのような辛い状況でも
人は生き抜ける

------------------------------------

 戦時中、南洋の国で
 多くのイギリス人兵士が
 日本軍の捕虜となりました。

 
 敗戦の色が濃くなると、
 日本軍はイギリス兵捕虜を次々に
 殺害していきます。

 そういう時、一人の捕虜が
 ポケットから一枚の写真を
 取り出して、さりげなく
 捕虜収容所の看守に見せました。


 幼い子供が写った写真でした。

「我が家は貧しい。
 子供たちのためにも、私はここで
 いま死ぬわけにはいかないんです…」


 小声ながらイギリス兵にとって
 精いっぱいの訴えだった
 のでしょうが、この言葉は
 看守である日本兵の心に響きました。


 看守にも同じ年頃の子供が
 いたのです。

 敵兵の笑顔に、
 同じ父親としての素顔を見た看守は、
 そっと扉を開けてその兵士を
 イギリス艦隊がいるほうに
 逃すのです。


 お互いに命懸けの冒険でした。

 程なくして上陸した
 イギリス軍によって多くの日本兵が
 殺される中、
 看守の男性は英語ができたために
 通訳として生き延び、
 無事日本に帰国しました。


 国を裏切ったという自責の念から
 男性を救ったのは、
 死をも覚悟で我が子の写真を
 見せてくれたイギリス兵の
 屈託のない笑顔でした。


 母国イギリスで幸せに生きる
 家族の姿を思い浮かべる時、
 男性の心は満たされたと言います。
 
 
 そして、時を経て二人は
 涙の再会を果たすのです。

 子を思う親の気持ちは
 本能という以上に、
 神様から与えられた
 人間の尊い神性です。


 子供のためという目的さえあれば、
 どのような辛い状況でも
 親は生き抜けるし、
 喜んで死んでいける。


 そこに人間としての
 最高の愛のかたちを感じるのは
 私だけではないと思います。


(鈴木秀子 『致知』2017年11月号より抜粋)

無料相談のお申し込みはこちらから!
 お気軽にご連絡ください。

※お電話は総合窓口で対応いたします。ご相談内容をお伝えください。