中小企業のための 成功する事業承継
発行所 | PHP研究所 |
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発行日 | 2017.09.25 |
ページ数 | 199p |
定価 | 1,512円(税込) |
藤間秋男(百年企業創りコンサルタント)著
一社でも多くの企業が永続するために。
企業を100年存続させるためには3-4人の社長が必要になり、事業承継は避けては通ることはできません。100年企業創りコンサルタント・藤間秋男が40年間、事業承継に関わり続けるなかで、学んだこと、指導してきたこと、そして、自身の事業承継にあたって体感したこと。そこから、譲る者、継ぐ者、関わる者の心得を一冊にまとめました。本書が皆様の企業永続の一助となれば幸いです。

経営の完結は事業承継にあり! 100年求められる企業にするため、どう承継するか。
譲る者、継ぐ者、関わる者の心得を明らかにする。
3つの章に収録している全88の心得から抜粋してご紹介!
第1章 譲る者の心得
・社長である以上、「自分は明日、死ぬかもしれない」という自覚を持て。
・事業承継は、社長が行う「最後にして最大の仕事」である。
・社長を譲る時期を宣言し、自らを追い込み、必ずその時期に譲るべし。
・事業承継において、最大のリスクは、後継者に「やめた」と言われること。
・後継者にスペシャリストはいらない。ゼネラリストを育てよ。
・後継者に譲る前に、遺言を書き、一族への付言事項を入れる。
・妻をはじめとした一族や、自分と苦労を共にしてくれた社員の処遇も考えておく。
第2章 継ぐ者の心得
・素直な心を持ち、謙虚さと感謝の気持ちを忘れない。
・どんな失敗も、他人のせいではない。自分の責任と思うこと。
・「継いだ仕事が天職」と考え、それを天職と思えるまで、真摯に仕事と向き合う。
・先代がやってこなかった商品開発・改良、エリア開拓、国際化など、未来の種まきプロジェクトチームを作る。
・「変えてはいけないもの」「変えなければならないもの」「変えていいもの」を、しっかりと理解する。
第3章 関わる者の心得
・創業者の同族は、企業をアワカンパニーと捉えること。決してマイカンパニーではない。
・会長と社長が対立したときは、企業のことを思い、勇気を持って仲裁に入る。