投稿|TOMAコンサルタンツ

無料相談はこちら 0120-944-533
お問い合せ
文字サイズ
-
+

シンガポールから発信!アジア各国の最新ビジネス情報:シンガポール

減損 日本と国際財務報告基準(IFRS)との違い その6 Impairment (Differences between Japanese GAAP and IFRS) Part 6 【TOMAシンガポール支店 公認会計士駐在の会計・税務事務所】


【はじめに】

今回も減損会計について日本と国際財務報告基準の違いを見ていきます。

 

【減損損失の戻入れ】

国際財務報告基準(IFRS)では、減損の戻入れ(Reversing an impairment loss)の規定を設けています(IAS36 109項以降)。ただし、過去ののれんの減損の戻入れは禁止されています(IAS36 124項)。

具体的な手続きは割愛しますが、過去の減損損失が減少している兆候があれば、過去に算定した回収可能価額を再度計算し、計算結果によっては過去の減損損失の戻りを損益計算書か包括利益計算書に戻すこととなります。

 

【日本で減損損失の戻入れを禁止している理由】

日本の固定資産の会計基準では、減損損失の戻入れは行わない旨を明記しています(固定資産の減損に係る会計基準 3.減損処理後の会計処理)

 

日本では、減損損失の計上は、減損の存在が相当程度確実な場合に限っていることや、戻入れは事務的負担を増大させるおそれがあることなどから、減損の戻入れをしないこととしたとしています(固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書より)

 

確かに減損損失を計上すると、その後固定資産の減価償却額を変更し法人税の申告をするうえでも加算・減算処理が発生しており、ただでさえ、複雑な経理処理、税務申告をしています。

その中で、減損を戻入れをするとなると、各資産の取得時の取得原価もずっと保存していないといけませんし、再度減価償却計算を見直したり、税務上の処理を検討しなければなりません。

 

日本の実務の現状を考えて、減損損失の戻入れをやめたのが大きな理由のように思います。

 

 

【次回】

次回も減損会計について日本と国際財務報告基準の違いを少し細かく見ていきます。

 

 

【国際税務メルマガのご案内】

弊社では月1回程度、国際税務に関する事項をブログで配信しております。最新情報もチェックできます。

メールマガジン 「国際税務!ココが知りたい」の登録はこちらになります。

http://www.toma.co.jp/mail-magazine/

 

 

【Facebook ページ Toma Global Service】

https://www.facebook.com/Toma-Global-Service-452415411609351/

 

 

【Facebook ページ Tomaコンサルタンツグループ】

https://www.facebook.com/tomaconsul/

 

 

【Japan Tax Guide – for Beginners – 英語による日本の税務の説明ブログ】

http://toma.co.jp/category/blog-jtg/

 

【TOMAグループお薦めセミナー】

7月12日(火)

日本時間15:00~17:00 (受付14:30~)

シンガポール時間14:00~16:00 (受付13:40~)

わかりやすい国際相続と節税セミナー【ライブ中継で東京・シンガポール同時開催】

http://toma.co.jp/seminar/h280712/

 

 


無料相談のお申し込み:お客様一人ひとりにあったご提案をいたします。(0120-944-533)

【TOMAコンサルタンツグループについて】180人の専門家が企業の経営をサポートする「TOMA ワンストップサービス」

ページの先頭へ戻る