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シンガポール現地法人の決算書の開示【TOMAシンガポール支店】

記事作成日2015/06/15 最終更新日2021/06/07

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【シンガポール法人の決算書の開示】

シンガポールに進出された企業の皆様が驚くことの一つに、シンガポールの決算書の開示制度があります。
シンガポールに会社を設立した場合、定時株主総会の日から30日以内に決算書等をACRA(Accounting Corporate Regulatory Authority、日本でいうと登記所に相当)に備え置く必要があります。

(注:本記事の情報は執筆時点のものとなります)

【他のシンガポール法人の決算書が入手できる】

ACRAに提出された決算書は、SingPass(※1)保有者であれば誰でも、ACRAのウェブサイトから有料で入手できます。

日本では登記所にいっても決算書が閲覧できることはありませんが、シンガポールでは上場会社でない場合でも、原則として監査済みの決算書が開示されています。

情報の開示の観点からいうとシンガポールは日本より大幅に進んでいる国と言えます。

シンガポールで新たな得意先と取引をする場合など、他の会社の状況を知るために、決算書を購入している方もいらっしゃいます。

(※1)SingPassとは、シンガポール国民や労働ビザが支給されている外国人に付与される暗証番号。行政上のサービスをオンラインで受ける際のPasswordとしての機能を持っている。

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