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藤間秋男の元気が出るブログ:明るく楽しく元気前向き情熱ありがとう通信

『物語にならない話』(松下 幸之助)第2534号


「松下さん、あなたがいままでに一番苦労したと思われるのは、どんなことですか?」

先日も、ある新聞社の人からこんな質問を受けた。

よく出される質問である。

そしてまたこれは、私がいちばん当惑する質問である。

普通ならば、ここでしみじみとした苦労話がでるであろう。

だが残念なことに、私にはどうもこのしみじみとした苦労話というのが苦手なのである。

苦手というのは、私の記憶にはあまりそうした印象がないからで、
やむえず「まあその時どきには難儀だなと思うことがあっても、
それによって心を労するというほどのことはありませんでしたな」というような、
きわめてあいまいな答えをしてしまう。

だから聞き手もはなはだあいまいな顔をしている。

なんだか気の毒みたいだが、別に奇をてらってこんな返事をしているわけなのである。

だいたい私の過去については、すでにいろいろな角度から論評しておられるし、
中には伝説めいた話まであって、当の本人は恐縮したり苦笑いしたりすることも多い。

これも、私のいままでの歩みが見方によって波乱に富んだもので、
多少は小説めいたところがあったからかもしれない。

しかし私自身は、別に奇想天外な歩みをしてきたとも思わないし、
波乱万丈、手に汗にぎるという生い立ちをしてきたと思っていい。

なすべきこたはなし、なすべからざることはなさないように心がけてきた、
いわばきわめて平凡な人生を平凡に歩んできた平凡な人間だと思っている。

(松下 幸之助 「その心意気やよし」物語にならない話 より)


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